アクセス外来Outpatient

バスキュラーアクセス外来が満杯の状態となっております。当院の患者様と現在のアクセス外来通院の患者様の手術・PTA等に専心することとさせていただきます。ご理解の程、何卒よろしくお願い申し仕上げます。

血液透析患者さんのバスキュラーアクセス(Vascular Access :VA)とは人工腎臓を介して血液浄化を行うために血液を脱血、返血する窓口のことです。代表的なものから①内シャント(シャントとは動脈と静脈の短絡という意味):自己血管内シャント(Arteriovenous fistula:AVF)、人工血管内シャント(Arteriovenous graft :AVG)、②動脈表在化、③透析用カテーテル等が挙げられます。患者さんにとってVAは血液透析を行う上で必須のものでありライフラインともいえます。
いわゆる「良い内シャント」とはどのような内シャントでしょうか。「①適切に穿刺しやすい:シャント血管の走行が深くない、血管が太くて(細くない)穿刺できる範囲が長い、②シャント血流量が適量である:脱血量が必要十分、シャント血流量が過剰すぎない、③静脈圧(返血圧)が高くない」ことが「良い内シャント」の条件といえます。ただ動脈と静脈を吻合して流れているだけでは「良いシャント」とは言えません。 当院外科では新規内シャント作製予定患者さんや、内シャントの調子の良くない患者さんに対するバスキュラーアクセス外来を開いています。内シャント作製の困難な患者さんに対する診察と内シャント作製、また、内シャントトラブルに対しては、最も多い内シャント狭窄、閉塞に対するPTA、外科的治療、さらに感染、瘤、血清腫、過剰血流、静脈高血圧等に対する診察、治療も行います。さらには治療時の患者さんの痛みに対しては、治療によっては神経ブロックを使用してできるだけ痛みのない治療を心がけております。

バスキュラーアクセス外来 担当医 外科部長
 松田浩明

バスキュラーアクセス外来の診察の特徴

バスキュラーアクセス外来の診察の特徴

バスキュラーアクセスの作製、アクセストラブルに対する診断と治療

バスキュラーアクセスの作製、アクセストラブルに対する診断と治療

当院で完結できる安全で、確実、苦痛の少ない治療、手術を目指しています。

内シャントの開存率

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